-病院から地域と動物医療の未来を創る-
はじめに
近年では、大学病院などの2次診療施設を中心に各分野における専門医が増加し、これまで以上に専門的な獣医療を受けることができるようになりました。
また、CT検査やMRI検査などの高度画像検査装置や治療機器も全国的に普及し、1次診療施設と2次診療施設の中間的施設として1.5次診療施設と呼ばれる動物病院が増えてきています。
しかしながら、飼主は犬猫と生活する上で、病気の診療だけでなく、飼育相談、栄養管理、リハビリ、介護などと多くのことを必要としています。
また、CT検査やMRI検査などの高度画像検査装置や治療機器も全国的に普及し、1次診療施設と2次診療施設の中間的施設として1.5次診療施設と呼ばれる動物病院が増えてきています。
しかしながら、飼主は犬猫と生活する上で、病気の診療だけでなく、飼育相談、栄養管理、リハビリ、介護などと多くのことを必要としています。
VISION

そこで、我々は「コミュニティ・アニマルホスピタル」をビジョンとして掲げ、総合診療を軸に幅広く、多角的に、高度な水準で医療、リハビリ、栄養管理、介護などのケアをワンストップで提供する動物病院を実現していきます。
そして、この取り組みの中核を担うのは犬猫を多角的に診る、家族・生活背景まで診る、地域を診ることができる獣医師と獣医療職です。
そして、この取り組みの中核を担うのは犬猫を多角的に診る、家族・生活背景まで診る、地域を診ることができる獣医師と獣医療職です。
総合診療医の役割
動物病院には「食欲がない」、「下痢している」、「痛そうにしている」など様々な症状で受診されます。当然ながら、犬猫たちは自らその症状について言葉で表現することはできず、獣医師が様々な検査を用いて診察にあたります。
「犬猫を360度診る幅広い知識と視野が必要」でありますが、それだけでは必ずしも治療は達成されないと考えています。
犬猫にはそれを飼育する飼主がいます。飼主の日常生活における心理的な悩みや、環境なども非常に重要です。
犬猫の治療はもちろん、その生活を支える家族もまとめてケアする、それが総合診療医の役割であると考えています。
「犬猫を360度診る幅広い知識と視野が必要」でありますが、それだけでは必ずしも治療は達成されないと考えています。
犬猫にはそれを飼育する飼主がいます。飼主の日常生活における心理的な悩みや、環境なども非常に重要です。
犬猫の治療はもちろん、その生活を支える家族もまとめてケアする、それが総合診療医の役割であると考えています。
基幹病院としての役割
当院は50年以上にわたり、地域に根ざしたかかりつけ医として数多くの犬猫を診療してきました。同時に、設備拡充をおこないながら、地域の中核病院として重病や難病患者も積極的に受け入れてきました。
現在も、研究(論文執筆や学会発表)や農林水産大臣指定の認定医資格を取得するなど、継続的な研鑽もおこなっています。引き続き、地域の中核病院として発展していく所存でありますが、当院だけでは地域全体を診ることはできません。
現在も、研究(論文執筆や学会発表)や農林水産大臣指定の認定医資格を取得するなど、継続的な研鑽もおこなっています。引き続き、地域の中核病院として発展していく所存でありますが、当院だけでは地域全体を診ることはできません。
地域包括ケアの必要性
飼主も犬猫も高齢化がさらに進展していくことから、犬猫が最期まで安心した環境で過ごすためには、地域を診ることのできる「地域包括ケア」が必要です。
動物病院、在宅医療、介護、看取りが一つのチームとして犬猫そして、ご家族を支えていくことが必要です。
動物病院、在宅医療、介護、看取りが一つのチームとして犬猫そして、ご家族を支えていくことが必要です。
コミュニティ・アニマルホスピタル構想

⚫︎基幹病院は予防医療から高度医療・終末期医療をこれまでと同様に診療します。
⚫︎在宅医療が必要な犬猫には訪問診療・訪問看護をおこなっていきます。
⚫︎医療DXやアプリを通じてペットを看病する飼主をサポートします。
⚫︎飼主が“もしも”のときに備え、ペットの引き継ぎ先を確定します。
このように、基幹病院が中心となり、様々なパートナーと連携し地域全体を診ることで、より包括的なケアを受けることができます。
⚫︎在宅医療が必要な犬猫には訪問診療・訪問看護をおこなっていきます。
⚫︎医療DXやアプリを通じてペットを看病する飼主をサポートします。
⚫︎飼主が“もしも”のときに備え、ペットの引き継ぎ先を確定します。
このように、基幹病院が中心となり、様々なパートナーと連携し地域全体を診ることで、より包括的なケアを受けることができます。
さいごに
「病気だけを診る」のではなく「犬猫、犬猫を支える家族、生活背景など、すべてを診る」ことで、人と動物がより自分らしく、より豊かな一生を送ることができる地域を創っていきたいと思っています。そして、その輪が広がることを目指していきます。